できることを自分なりに。

3月11日。
仕事中に大きな地震がありました。
大阪でも長く、横揺れだったため酔いそうになりました。

でも、そんなこと忘れるくらいの凄まじい映像に言葉をなくしてしまいました。
実のものとは思えない。
今も考えるだけで涙が出る。

ずっとテレビを見ていたらそれだけでしんどくなってきて、
これはイカンと録画していたものや、DVDなどを見ることにしました。

被災地以外の方も、映像を見ているだけで体調を崩される方もいると思うので
なんか涙が出てきたり、いつもと体調が違うなどと感じた場合は、
すぐに映像から離れることをおすすめします。
力になれる被災地以外の人間が、体調を崩して寝込むようではいけませんしね!

今回のことで、Twitterのスゴさを思い知りました。
中には誤った情報もあったりしますが、
それがデマであることもかなり早く伝わってきます。
自分できちんと取捨選択できれば、素晴らしいツールだと思います。

【地震発生時緊急マニュアル】というのが、いくつもの言語で訳されていっています。
どんどん言語が増えていっています。
Twitterからまとめて作られ、阪神淡路大震災の経験も取り入れて作られているようです。
http://nip0.wordpress.com/about/

それから、輪番停電地域の方は、どんなことを事前に対策しておけばよいのか?
↓停電時の対策まとめや防寒と節電に関するまとめが載っているサイトです。
http://www.lifehacker.jp/(携帯版はこちら

 

どうか。
皆さま、そして皆さまの大切な方がご無事でありますように。

そして、私は私のできることを。
できる限りの日常で、行いたいと思います!!

『熱海殺人事件 NEXT~くわえ煙草伝兵衛捜査日誌~』@紀伊國屋ホール(めっちゃ長いです)

2010年。
つかこうへい氏が亡くなりました。
しかし!紀伊國屋ホールの『熱海殺人事件』は終わらない。
2011年。
紀伊國屋つかこうへい復活祭と題し、つかこうへいの原点『熱海殺人事件』が上演されることとなりました。

チケット代は破格の2500円!!
チケット代は安くなくてはならないというつか氏の思いがあっての値段だそうです。

そんな『熱海殺人事件』に柳下大クンが出ると知り、期待と不安に胸がふくらむ毎日でした。
つかこうへいさんのお芝居は独特のセリフまわしだし…。
稽古が始まった当初はかなり悩み苦しんでいたようですが、
いざ、幕が開くと、そんな私の心配など必要なかったみたいです。
そこに立っていたトモくんは、高いハードルを超えて、さらに魅力的な役者さんになっていました。

『熱海殺人事件』。
私は過去にこの作品を3回観ています。
初めて観た時の興奮はスゴかったです。面白かった!!お腹をかかえて笑った記憶があります。
大阪で観て、あまりにも面白くて、東京のチケットも取って東京まで観に行きました。
この時のメンバーが私にとっては印象深く残っていました(今回観るまでは)。
(木村:池田成志、水野:平栗あつみ、熊田:春田純一、大山:山崎銀之丞/敬称略)
その後に、阿部寛さんがゲイの部長刑事に扮したモンテカルロイリュージョンも観ましたが、
あまりにも内容が変わっていてビックリでした。

そして、今回の初版熱海殺人事件。
ストーリーも私が知っているものと違いました。
私の記憶にある『熱海』は、木村刑事と水野婦人警官の関係重視だったのに対し、
今回のバージョンは犯人大山と殺されたアイ子の関係が大きく描かれていました。
だから、その分クライマックスシーンはせつなかった。
泣かされた。
トモくんすごかったよ!!もうホントすごかった。

2/12(土)~14(月)までの3日間、合計5公演観劇。
H列センター、H列センター、B列センター、A列上手サイド、P列センター。
でも、もっともっと観たかった。
全てが完璧とはいいづらいところもある。
でも、心にうったえかけてくるものがある芝居だった。
だから満足できたんだと思います。

以下、ネタバレ。(もうすでに少しネタバレしてるか?苦笑)

----------

『熱海殺人事件』NEXT~くわえ煙草伝兵衛捜査日誌~
作:つかこうへい
演出:岡村俊一
出演:木村伝兵衛部長刑事=山崎銀之丞、婦人警官片桐ハナ子=長谷川京子
    犯人大山金太郎=柳下大、熊田留吉刑事=武田義晴

おはなし。
田舎者の職工が、熱海の海岸でたまたまあった腰ひもで女工の首をしめて殺した、
という新聞の三行記事にしかならないような事件の犯人・大山金太郎を、
あーでもないこーでもないと尾ひれをつけ超一流の殺人犯にして送り出す。
最初は勝手な理想をガンガン押し付けてくる刑事たちに閉口気味、途中逆ギレしていた大山だったが、
徐々に犯行当時の気持ちを思い出し、立派な犯人に成長し、
それと共に新任刑事も自らをかえりみ、成長する、といったカンジ。
(簡単に言いすぎですが。苦笑)

オープニング。
チャイコフスキー「白鳥の湖」が流れる中幕が上がる。
木村伝兵衛部長刑事が電話口で怒鳴っている。
そこへ旅行カバン片手にやってくる新任刑事熊田留吉。
変わらないオープニングに胸がおどる。
さすがの二人。最初から怒涛のやりとり。
そして、もぐる女(笑)、婦人警官片桐ハナ子。
婦人警官がこの名前のバージョンは初めて観ます。今まではずっと水野朋子だった。
ハセキョー細い!!

キャスト紹介は生。
犯人・大山金太郎の登場はあくまでもカッコよく。
「あそこにいるよ!」という部長刑事の言葉で客席からEXILE「24karats」を唄いながら登場。
ヒゲにサングラス。ヒゲも染めてたチックに見えた。
キャスト4人揃い、「タラのテーマ」と共に敬礼。
1輪の花をお客さんにプレゼント、そしてまた違う方と握手&手の甲にキス。

やっぱり大山の登場は派手にカッコよくがいいよねぇ。
うんうん。
千秋楽はトモくん、かなり大きな声で唄ってた。
たぶん、それまでは少しセーブしていたんじゃないかと思うのだけど。

「海が見たいと言ったんだ」

出た!出ましたよ。
聞きたかったこのセリフ。
熱海ですよ、熱海(テンションあがってきています。笑)

そして、サングラスを取って捜査室に腰かけ、丸メガネのさえない男に。
ここから怒涛の取り調べが始まっていく。

スナックで酒に酔ったことにしたい刑事に対し、「喫茶店だよ」と譲らない大山。
この言い方がかわいかった(笑)
「喫茶店だよ」って何回言ってたんだろ(笑)
でも、だんだんのせられて…4人で踊るAKB48「ポニーテールとシュシュ」。
これまたカワイイ。踊れるって素晴らしい(笑)
でも、結局頑なに「喫茶店」、マイアミという喫茶店に行ったという大山に、何とか話を合わせて海への流れをつくる刑事たち。

くわえ煙草伝兵衛の中だるみ解消法。
「よ~し、逃亡しよう!」と逃亡し、丸めがねにほうきでハリー・ポッターになって逃げる。
ハリーポッターネタ。
これね、私ハリーポッター見ていないからストーリーとか登場人物はハリポタ以外わからない(苦笑)
単純に笑えたけれど。
バック転も見られたし。サービスありがとう。
その後、歌舞伎のくもの糸。白浪五人男からきているとか聞くのだけど、これも実際見ていないのでわからないワタシ。

殺された山口アイ子のことをブスだと連呼する部長。
部長が「ブス」という単語をいうたびに、反応する大山がちょっとお気に入りでした(笑)。

いろいろ言う刑事たち。
でも、なかなか“普通”から抜け出せない犯人。
「そろそろお前に飽きたしな」
という言葉に少し不安になる。

百姓。この言葉をきっかけにキレる大山。
この後にも出てくるワード。

犯人としての自覚が徐々に芽生えてくる大山。

けれど、いくら言っても無駄だ、所詮その程度の犯人だと思われ、皆去っていく。

一人残される大山。
思い返す熱海の海岸。
1人2役で会話の再現。
途中、寝転がって涙をぬぐい「ガンバロ」。にキュンとくる。
「初めてだよ、海に来たのは…」泣いてしまって、「ダメだ」と去ろうとする。
そこへハナちゃん、おにぎり持って登場。
要所要所でハナちゃんは大山のことを助けてくれてる。

今度は二人で会話の再現。
ハナちゃんがアイちゃん役。
始めてみるも、ハナちゃんのアイちゃんは「う゛ん゛」「あ゛だじも゛」みたいなしゃべりで
イマイチのれない大山(笑)。

そこへシャワーキャップのとめきっつぁん登場。
彼もなんだかんだで優しいんだよね。
太陽がまぶしかったから(殺した)。
カミュの「異邦人」。
やったーやったー!など言っているところへ、部長刑事登場。

ここへきて、なおネタのオンパレード(笑)。
“ラブ注入”まで登場。
銀之丞さんがイマイチのどどすこを披露。
違うとトモくんが完璧などどすこを披露(笑)
ちなみに、千秋楽の14日はバレンタインデーということもあり、
いつもの「新羽田国際空港」のところを「バレンタインデーキッス♪」に変えて唄ってくれました。
ハセキョーは、できるだけやらずに済ませたそうでしたが、
拍手が何度も起こったり、ご両親が来られていた回には(親孝行になるでしょうか?と言いつつ)
頑張ってちょびっとやってらっしゃいました。
なぜか日曜昼(だったかな?)は、トモくんがよく見てて下さいねってハセキョーさんに向けてやっていましたよ。
ラブ注入まで(笑)
ご両親が来られていた回だったと思います。

と、お遊びはココまで。

結局は金かと金を投げ与え、去る部長と熊田。
私が見た中では通常3万円だったけど、1回だけ2万円の回があったなぁ。。。
1万円行方不明。

残るハナ子。
やりましょう、と熱海の海岸。

流れる音楽、マイペース「東京」。
これまた熱海!って音楽。

「初めてだよ、東京に来て」
「何が?」
今度はきちんとアイちゃん。金ちゃんも、お!さっきと違う!と続ける。
二人の会話。
ここ、千秋楽一瞬ヒヤっとしました。お宮の松っちゅーとよ、の辺り。
(この日だけ観た人にはわからなかったと思うけれど)

大関になった一番を再現して、金ちゃんが「金ちゃーん、頑張らんねー」って言う時、
アイちゃんの口も「金ちゃーん、頑張らんねー」って動いてた。
B列で観た時だけ左目の端にとらえた(笑)。
いや、それ以外はどうしても金ちゃんだけ見ちゃうから(殴)。

金ちゃんがもう少し大人だったら。
アイちゃんがもう少し素直だったら。
そう思わせる。

「百姓ー!百姓ー!!」
アイちゃんの言葉に顔を歪める金ちゃん。
泣けるのですよ、この表情がもう。

音楽、大津あきら「さらばロー・トゥエンティー」。

アイちゃんへの思いを語る金太郎。
「あんうっちゃりは、あれはおいの全てばい」
腰ひもで首をしめる金太郎。
このシーン、センターから見るとこの瞬間の金太郎の表情は見えないのですが、
A列端席で観た時に、この表情が見えて…
それがもうめちゃくちゃ哀しくてせつなそうな表情で、泣けて泣けてたまりませんでした。
13日の夜、涙が止まらなかった。

顔をぐちゃぐちゃにして泣きながらも、思いを吐露する大山。
そこへ部長刑事登場。

「刑事さん」とすがる大山。

「汚い手でさわるんじゃねぇ」

アンディ・ウイリアムス「パピヨンのテーマ」が流れる中、菊の花束で大山を殴りうち、蹴りつけ、大山は客席に転がり落ちる。

パピヨンのテーマですよ!!
これも、熱海!!って曲です。ドキドキする。

そして、部長も客席におり、最前列のお客さんを抱きしめる。
コレ!私、今まで観た熱海はすべて抱きしめるだけじゃなくてキスしてたんですよね。
もちろん、口と口の。
モンテカルロは設定からして男の人と。
でも、今回はそれがなかった。
客層を考慮して?

大音量の音楽の中、部長の座る椅子を磨いたり、くつを磨いたり、こびへつらう大山。
村相撲の一番を再現してみせるシーンでは魂の叫び。
スゴイですよ、トモくん。

音楽を止める部長。
最後の仕上げ。

持ってけ、とコンバースの三つ星を放り投げる。
これも熱海定番。

きみとぼくの楽しいあやとり。
「やろうと思えばなんだってできるんだよ。踏ん張ろうと思えば…」

今回の事件を通し、熊田自身も自分の行動を振り返り、少し成長する。

ラスト。
「うん、いい火加減だ!」

エルビスプレスリーの「レット・イット・ビー・ミー」の流れる中、幕が下りる。

再び幕があがり、礼をした4人登場。
顔をあげると、センターの部長刑事の席にスポットライト。
その机には火のついたタバコが。
つかこうへい氏への敬意を表し、4人はその席へ拍手を促す。

いやぁ、良かったなぁ。
トモくんの演技。
本当に殻を破ったって言葉がピッタリだと思います。
カッコつけることなく、体当たりで、カッコイイ、カッコ悪い、カワイイ、本当にいろんな表情を見せてくれました。
これからの役者・柳下大が楽しみでしかたありません。

『熱海殺人事件』は、来年以降もキャスト・スタッフを変えつつ、上演を続けていく予定だそうです。
また、トモくんの大山金太郎が見られる日はあるのかな?

そして!
千秋楽の公演終了後、つかこうへい作品恒例の予告編がありました!!
やっほーい☆
題目は「蒲田行進曲」!!
客席のボルテージもヒートアップです!!
銀ちゃんだ!
トモくんはヤスでしたよ。
階段落ちこそなかったものの、「銀ちゃん、カッコイイ!」といって倒れるシーンはありました。
オトクだったなぁ。
これは、本当にある予告編ではないけれど、嬉しかったです。

最後の最後に銀之丞さんからキャスト紹介が。
トモくんは若手のホープって紹介されてたっけ?(あまり定かではないですが;;)
3人を紹介した後、銀之丞さん自身の紹介がされていないのを、
たぶんトモくんは気にしていたっぽかったんですが、結局そのままになっちゃいました。
まぁ、そのまま銀之丞さんがしゃべり続けていたので
(来年再演します!とか言っちゃうし。笑)、仕方なかったかもしれませんが(笑)

とにかく、楽しい3日間でした!!
ありがとう、トモくん!
ありがとう、熱海!

永遠夜

今年初観劇。

TAKE IT EASY!『千年女優』@HEP HALL。

私の観た18:00の回はUSTで生中継、しかも5カメ!
演出の末満健一さんがスイッチング頑張る頑張る!
(実際は生で観ていたので、中継がどうなっていたのか不明。笑)

再演。
初演も私は拝見していて、今敏監督のアフタートークも聞かせて頂いた思い出。

一途な千代子の思いを紡ぐ物語。

頭の方、聞き取れないセリフがちょこちょこあって、
それに気を取られてしまったのが残念。
でも、途中からはそんなこと忘れて観入っていました。

途中、毎回客席に誰にどの役をやってほしいか聞く日替わりの場面があるのですが、
私が観に行った回は、初演時には松村里美さんが千代子に、
今回は清水かおりさんが千代子に。
いずれも、普段あまり女の子っぽい役をしない人なので、
こういう時しか観られないバージョンだなぁと思ったり。

前渕さなえちゃん。
キラキラしてた。
前回と同じようで、なんか違う。
何が違うかと聞かれると、説明できないのだけど…;;
さなえちゃんの芝居には気持ちひっぱられます。

今日は、USTということもあり、
通常の芝居+別バージョンのエンディング+エア千年女優+アフタートーク
という盛りだくさんな内容でした。
もちろん、全部拝見。

アフタートークの様子はココで。

そうですか。東京だけですか。

明日、「桃天紅」の先行だ!!
…と意気込んでいたものの、
詳細確認したところ、東京公演だけだったという…。
残念!!

そうそう。
今日から、「熱海殺人事件」の稽古が始まったそうで。
トモくん演じる犯人はどんな風になるのだろう。
1ヶ月後が楽しみデス☆

何故?

阿佐ヶ谷スパイダースから、2枚年賀状が届きました。
何故だろう、何故かしら?

中山さんの写真は中野愛子先生の。
写真教室懐かしい。
愛子先生に逆に写真を撮ってもらったりもしたっけ。


年男二人と厄年男一人の阿佐ヶ谷スパイダース(笑)
夏に新作。
楽しみです♪

頌春。

明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

いやしかし、去年はツイッター始めてから本当にブログを書かなくなってしまいました。

自由に書けるのは、断然ブログなんだけどなぁ。

ツイッターは、9割が携帯からのツイートなので、
その手軽さもあるのかもしれないです。
でも、文字数が限られているから、微妙に伝えきれないこともある。
一長一短ですな(笑)

さて。
今年は、音楽をいっぱい聴きたいと思っています。
最近はさっぱりで。

そのために。
買うぞ!iPod(笑)
…実はD-SNAPというSDを使用するデジタルオーディオプレイヤー(すでに廃番)を最後に、新調していないもので。
どれがいいのかなぁ~

D-BOYS STAGE 2010 trial-3『アメリカ』全公演終了。(長いよ)

いやはや、3か月ぶりの更新です(笑)
相変わらず、観劇三昧ですよ。

ここ最近は、タイトルの通り『アメリカ』にひたっていました。

最初は、どうなることかと思っていたんです。
blog読んでいても、メンバーみんな悩んでいるし。
確かに、いままでのD-BOYS STAGEのエンタメ系とは全く違うし、キャストも少ないし、
ナイロン100℃とかTHE SHAMPOO HATという劇団の役者さんとの共演も初めてのことだし。

でもね、本当にいい舞台だった。
観るたびに新しい発見のある、素敵な舞台だった。

結局、
本多劇場:1回
森ノ宮ピロティホール:3回
紀伊國屋ホール:2回
合計6回観劇させて頂きました。
ありがたいことです。

何度観ても飽きない。
久しぶりの感覚です。

この『アメリカ』という作品は、空気感のとても大切なお芝居だと思います。
舞台上と客席とが遠いと伝わりづらい感覚がある。
劇場選びも今までとは違うこだわりが感じられるものでした。
本多でやってくれてよかったなぁと思います。

以下、ネタバレ。

--------------------------------------------------

 D-BOYS STAGE 2010 trial-3『アメリカ』
 作・演出:赤堀雅秋
 出演:
  稔=柳下大、八田=加治将樹、池田=鈴木裕樹
  森=植松俊介、佐々木=山田悠介、小田島=黒田大輔、
  宗教勧誘員A=長田奈麻、宗教勧誘員B=滝沢恵
  引越屋=ブー藤原、隣人=廣川三憲
  清=荒木宏文


オープニング。
パッヘルベルのカノンが流れる中、客電が落ちていき、夕焼けのオレンジに稔の部屋が照らされる。
このオープニングシーンは、初めて観た時と2回目以降では明らかに感じ方が違いました。
全てを知ってから観るこのオープニングは、もうこれだけで心グッとつかまれるカンジ。

舞台は、同郷の幼馴染と暮らす、弱小劇団(と思われる)の作・演出を担当する稔の部屋。
その部屋での過去と現在が交互に展開していき、ラストへと続く。

過去では、公演が近づいているのに脚本が書けない稔を中心に、
うだうだと流れる日常が描かれ、
現在では、稔亡き後に遺品整理に訪れた清や劇団員を中心に、物語が進んでいく。


過去。

夢を追いかけ続けることへの不安や焦り。
それはうらやましいことなのか、現実逃避なのか。
さまざまな葛藤。
もがき。

時間をもてあます。
トイレ→タバコ→冗談。
トイレ→タバコ→冗談。
一向に状態は前に進まない。

目と目の会話。
わかっているからこそ、ホントの部分をはぐらかし、ふざけちゃったり。
1歩踏み込むと何かが壊れてしまうのではないかという感覚。
やるせない。

稔と八田のぶつかるシーンが象徴的。
八田の「…たぶん、お前にケンカうってるんだと思う」という言葉で張り詰める緊張感。
立ちあがる稔。
そんな様子を知ってか知らずか、田舎のかーちゃんと電話をしながら出てくる小田島。
小田島くんの存在は大きい。
このあたりからは、もう終始ドキドキ(笑)
稔から目が離せない。
宗教勧誘員の「生きるってそんな格好いいことじゃない」という言葉。
稔の「(台本)書き出すのが、なんかコワイ」と作り笑いしつつもポロリと出るホンネ。
ちゃかされ、たかぶる感情。
この後のタバコのシーンは、紀伊國屋が1番よかった。
稔と八田の間かなぁ。
すごく印象的なシーン。

余談ですが、池ちゃんが去った後の稔の一人リヴィエラも、私が観た中では楽が一番良かったと思います。
このシーン、とっても難しいと思うんですよねぇ。。。

お話、戻ります。
おそらく、さっきの宗教女の言葉がトリガーとなり、
今度の作品のテーマをノートに書く稔。
「生きる!!」と。

なんか、書き出すとキリがないな(苦笑)

現在。

疎遠だった弟の死。
10年も離れていたら、他人みたいなものだと言い放つ兄・清。
そんな清に、涙一粒も流さないと影で憤慨する池ちゃん。

サラリーマンで、自分を押し殺して、作り笑顔で…
自分は鈍感で強い人間だからと言う清。
いつもヘラヘラヘラヘラ。何を言われてもヘラヘラヘラヘラ。
でも、それは現実を受け入れようとせず、つらいことから逃げているだけ。
そんな清のことを心配してついてきた佐々木はいう。
「泣いてもいいんですよ」と。


稔亡き後、この部屋に住みたいとズカズカあがってくる隣人。
なかなか進まない遺品整理にいら立つ引越屋。

それまで黙っていた森が、初めて言う。
「このままじゃダメですか?」
稔がいた、あの時の、
CDや雑誌、空の弁当、脱いだままの服が散乱している、あの時のままの…


引越屋も隣人も帰って、皆で食べ始めるお弁当。
昔のように定位置に座る。
芝居上、池ちゃんはこの時初めてその定位置に座る。
食べ始め、部屋中に落ちていた輪ゴムの原因に気付く森。
それは、お弁当を止めていた輪ゴムだった。
いつも一緒だった。数えきれないほど、こんなにも共にお弁当を食べてきた。
昔と同じいつもの定位置に、稔だけいない現実。
そんな現実をつきつけられ、泣きながら食べるお弁当。
ふと気づき、赤いノートを手に取る八田。
ページをめくり、清に突き出す。
稔の書いた、「生きる!!」の文字を。


うぉー。泣けてきた。


いつもの稔の定位置には兄・清。
似ても似つかない兄弟だと思っていたけれど、兄弟の証はいろいろあるってわかる。


旅支度をするよそいきの服を着た稔の幻影を見つめる清。
行かせたら死んでしまうことを知っている。
止めなくちゃ!!昔のように戦争ごっこ。
こっちを向け、向かってこい!とばかりに輪ゴム鉄砲を撃ち続ける清。
子供の頃に遊んだ頃の笑顔。
でも、その思いは稔には届かない。
反撃は返ってこない。

旅立つ前、ふと振り返る稔。
自分に気づいてくれたと期待し笑顔を見せる清。
でも、視線は清に向けられたものではなかった。
部屋を眺め、少しだけ微笑み、部屋を出る稔。

1人残され、泣き崩れる清。

終。

----------

やっぱり、私はトモくんの演技が好きです。
改めてそう思った。

稔は、限界近くまで追いつめられた状態で、それでもうだうだして
息苦しいその現状から目をそむけ、気をまぎらわすためにふざけちゃう、
そんな男の子。
そんな中にふと現れる繊細な部分は、
トモくん自身の持つ繊細さともつながるところがあるのではないかと思ったりします。

これからもいろんな役を見たいなぁと思います。

----------

大千秋楽。
挨拶は、トモくん→ブーさん→ヤマダ。
…ヤマダってもはやあだ名ですよね(笑)

何回目のアンコールか忘れましたが(5人で出てきた最初かな?トモくんの挨拶の時)、
あらやんがセットにつまずきそうになって、トモくんがそっと支えて兄弟二人手に手を取る形になって、カワイかった(笑)

トモくんの挨拶は、ホント、こういうの苦手なんだろうけど一生懸命この舞台への取り組みについて話してくれて、
そのうち「何しゃべってるかわかんなくなってきた」といいつつも話続けていて、、、
「あっ!思い出した!!」って(笑)
「昼公演で荒木さんがいいこと言って、それから何言おうかずっと考えていた」そうです(笑)
「これからのD-BOYS STAGEで夢とか希望とかを与えられるように頑張るので、これからも応援よろしくお願いします」って最後の「応援よろしくお願いします」がカミカミになって、お兄ちゃんたちみんなに見守られて自分のホッペタをペシっとたたくトモくんがかわいらしくて、愛らしかった~。
カンパニー最年少座長、本当にお疲れ様でした。

続くアンコールの挨拶は、あらやんのご指名によりブー藤原さん。
初めてタオル取りました。
ブルーのタオルを取り、ごあいさつ。
ブーさん、ちょっと泣いてる?ってなったところで、
まわりに言え言えいわれたヤマダが「泣いてもいいんですよ」ってブーさんに(笑)

明転しても、拍手が続き、呼ぶ呼ぶ。
さらなるアンコール。
じっかちゃんが、「うちのおばあちゃんが通路まで出てきちゃって」
手を振るおばあちゃんに、笑顔で手を振り返すメンバー。
おばあちゃんカワイイ~(笑)
挨拶は、ブルーのブーさんタオルをまいて出てきたヤマダが指名され、
「笑いで終わりたいと思います」ってあらやんプレッシャーかけて罪な男(笑)
それをうけたヤマダは、、、「山田悠介です!!」って見栄をきって名前を言い続けるという作戦に(笑)
「本当に感謝の気持ちで、、、山田悠介です!!」とか。
最終的には、あらやんが「ありがとうございました!」とヤマダの言葉をさえぎってオチつけていました。

まさかまさかの笑顔のラスト。
長い期間、ある一定のテンションを保ち続けるのは大変だったと思います。
本当にお疲れ様でした。

『アメリカ』大好きです。
アメリカメンバーも大好きだぁ~~~!!

つぶやき

なんか、ツイッター始めると、ブログがなおざり(ん?おざなり?どっちが正しい?)
になってしまう気がしますね。
文字数関係なく、思ったことをツラツラと書くには、やはりブログが良いと思うのだけど。
あの、情報の早さはやっぱりスゴイと実感せずにはいられない。

「むぅ」ではやっておりませんので。念のため。
探さないで下さい(笑)
(いや、見つからないと思いますが、、、)

おひさし。

えっと。その後の羅列。いってみよ。

★6/26(土)
・ルノワール展@国立国際美術館
 6/27までとわかって、慌てて行ってきた。どしゃぶりの雨の中。
 でも、行ってよかった。やっぱりルノワール好き。暖かい光と緑の青さが好き。
・TG3@中崎町ムーブファクトリー
 今回から横長仕様から縦長仕様になった。
 こちらの方が評判がよいとスエケンさんはおっしゃっていたけれど、
 私は横長仕様の方が見やすかった。
 人それぞれやね。

★7/17(土)
・四畳半ブルース@ABCホール
 再演。
 竹下宏太郎さんと福田転球さんは前回と一緒。
 女性が楠見薫さんから遠藤久美子さんに。
 うん。全然覚えていなかった(殴)
 生バンドと一緒のステージ。
 エンクミちゃんを拝見したのは、たぶん「ダブリンの鐘つきカビ人間」以来じゃないかしら。
 うぉ~。ダブリン観たくなってきた!! 大好きな作品です。

★7/18(日)
・劇団M.O.P.「さらば八月のうた」@IMPホール
 いよいよ始まりました。M.O.P.解散公演。
 後3年あるとか思っていたら、あっという間だった。
 去年の「リボルバー」で涙出そうになって、今回どうしようと思っていたのだけど、
 とっても楽しく観ることができた。
 自分でも不思議な位。
 京都のオーラスはわからないけど、自分なりに精いっぱいM.O.P.を楽しもうと思います。

★7/19(月)
・劇団M.O.P.「さらば八月のうた」@IMPホール
 昨日若干グダグダだったオープニングのシーンがなおっていた(笑)
 やっぱりおかしかったんだよねって。
 というか、昨日のドリさん少し緊張されていたのかしら?
 あ、日替わりゲスト、昨日はリリパの野田晋一さん、今日はPiperの川下大洋さん。
 同じ役(しかも、結構大事な役)なのに、人によってこんなに違うんだと
 今日の大洋さんを観て思いました。
 面白いね。

★7/22(木)
・「アリバイのない天使」@サンケイホールブリーゼ
 久ヶ沢さんが噛まなかった(笑)
 久ヶ沢徹さんと植本潤ちゃんの安定感ったらもう(笑) ステキ。
 そして、安倍麻美ちゃん、いいですね。舞台。
 「夢のひと」の時もよかった。
 「夢のひと」は作品として大好きなんだけどもね。
 (さっき思い出して「夢のひと」ブログみたら、まだ残ってた!)

★7/24(土)
・sunday「サンプリングデイ」@精華小劇場
 中之島春の文化祭の「サンプリングデイ」序章?予告編?を観た後に想像していたものより
 ずいぶん楽しかった。
 何も考えずに、観た方が絶対楽しめると思います。
 今日は辻コースケさんの生演奏付き。迫力あり!!
 でも、通常のがわからないから、どう違うかは説明できません(苦笑)
・ナイロン100℃「2番目、或いは3番目」@シアタードラマシティ
 ケラさんらしく、長かった(笑)
 前半うつらうつらしてしまったのが悔やまれる。
 もう1回観たい。
 絶対舞台上がずっと薄暗いからよ。廃墟だから仕方ないんだけども。
 小出恵介クンを舞台で拝見したのは蜷川さんの作品に続いて2回目なのですが、
 彼は舞台も映画もテレビも、全て同じスタンスの芝居をする人のような気がします。
 それは、常盤貴子さんや田辺誠一さんを舞台で拝見した時に思ったことと同じ。

と、そんなカンジ。

週刊プラチケ

大王節がさく裂しております(笑)

何はともあれ、「スリー・ベルズ」のチケットが取れて一安心。
後は、明日録画を見よう。

寝なくちゃぁ。

明日はおでかけします。

リアルで「タンブリング」最終回が見られない。
なんでこんなにハマってしまったのかってくらい、ハマってるんですが。
やっぱりね、役者さんたちの情熱だと思います。
頑張りが伝わってくるもんですね。

«あっちゅい

2011年9月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

最近のトラックバック

無料ブログはココログ